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守るために挑む、多角経営の哲学 子供と従業員に捧げる挑戦- 株式会社KAZE企画 代表取締役 藤本 義隆

株式会社KAZE企画が描く、人と社会を豊かにする多角経営の哲学と、
子供たちの成長を支える取り組みの裏側がここで明らかに。

ビジネスの多角化が進む中、複数の事業をどのように運営し、それぞれに情熱を注いでいるのか。子供たちの成長を支える取り組みに注力する藤本氏が、多様な事業に挑戦し続ける理由とは。

その答えを求め、今回はデザイン、ウェブ制作、イベント企画、芸能マネジメント、福祉、スポーツ事業を手がける藤本義隆氏にお話を伺いました。

自身の経験と信念を通じ、多角経営の魅力と挑戦について迫ります。


多角経営と子供たちへの想い

榎本氏:
事業内容についてお聞かせいただけますか?

藤本氏:
多角経営をしていまして、主な事業はデザイン、ウェブ制作、イベント企画、芸能マネジメント、福祉事業、そしてスポーツ事業です。

榎本氏:
幅広いですね。もともとはデザインからスタートされたんですか?

藤本氏:
はい。私はグラフィックデザイナーとして活動していて、その後フリーランスとして独立しました。デザインや印刷の仕事を中心に、ウェブ制作やイベントの企画も手がけるようになりました。イベントでは芸能人のキャスティングやマネジメントも行っています。

榎本氏:
スポーツ事業についても教えてください。

藤本氏:
空手道場の運営と中学生の野球チームの運営支援(代表)も行っています。道場では子供から大人まで指導していますが、特に子供が約7割を占めています。単に空手を教えるだけでなく、社会に出たときに役立つ人間性や礼儀を育むことを大切にしています。

榎本氏:
福祉事業についても気になります。

藤本氏:
福祉事業では、発育に遅れがある子供たちのための施設を運営しています。空手道場での指導経験を活かし、ここでも子供たちに空手を教えることで、心と体の成長をサポートしています。挨拶や返事といった基本的な礼儀作法を通じて、社会に出たときに差別を受けないように、自己表現やコミュニケーション能力を身につけてもらうことを目指しています。


子供たちへの指導理念

榎本氏:
ジャンルは異なりますが、子供の成長に関わるという点で共通しているんですね。

藤本氏:
そうですね。事業全体の約5~6割は子供に関わるものです。例えば、空手道場や野球チームでは、スポーツを通じて子供たちの体力や精神力を育てます。一方で、福祉施設では障害を持つ子供たちが社会に出たときに自信を持って生活できるようにサポートしています。それぞれの事業は異なる分野ですが、「子供たちの成長を支える」という共通の目的でつながっています。

榎本氏:
子供に関わる仕事を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

藤本氏:
私は空手と並行してキックボクシングの選手としても活動していました。デザインの仕事をしながら選手として活動し、その後30歳の頃に空手の指導者になり、後に自分の先生からお声をかけていただき、空手道場を立ち上げました。子供たちに教えるうちに、それが自分に合っていると感じるようになったんです。道場で子供たちに接する中で「教える楽しさ」や「子供たちの成長を見守る喜び」を実感しました。

榎本氏:
ご自身の経験が現在の事業につながっているんですね。

藤本氏:
子供たちが私の言葉に素直に耳を傾け、成長していく姿を見るのは本当に嬉しいものです。それが自然とやりがいにつながっています。

榎本氏:
指導する際に大事にされていることはありますか?

藤本氏:
単に技術を教えるだけでなく、「生き方」や「心の持ちよう」を伝えることを意識しています。例えば、「嫌なことは嫌だときちんと伝える」「相手の話をしっかり聞く」「挨拶や返事をしっかりする」など、基本的なことですが、大人になってから役立つスキルです。特に障害を持つ子供たちには、より分かりやすく伝えるように心がけています。



施設立ち上げの挑戦

榎本氏:
この施設を立ち上げる中で、やはり大変だったことは多かったのでしょうか?

藤本氏:
やっぱり一番苦労したのは人材の確保ですね。特にコロナ禍では求人がなかなか動かなくて難しかったです。

榎本氏:
ああ、それは大変でしたね。施設の立ち上げ自体もご苦労があったのでは?

藤本氏:
実は施設の立ち上げを考えたきっかけは、うちの子供が言葉の発達が少し遅かったことなんです。言語聴覚士の先生に診てもらううちに、こういう施設があると知り、やがて「自分でも施設を作れたら」と思うようになりました。ただ、当時は資格も経験もなく、簡単ではありませんでした。

榎本氏:
でも実現されたんですね。

藤本氏:
ええ。ちょうどその頃、コロナの影響でイベント事業が大打撃を受けました。そのため、事業の転換が必要になったんです。そこで「今こそ施設を立ち上げよう」と決意しました。

榎本氏:
とはいえ、コロナ禍での人材確保はかなり厳しかったのでは?

藤本氏:
その通りです。認可を取るには、事前に一定数のスタッフを揃えなければならないんですが、求人が動かないので人が集まらず、物件だけを借り続けて1年間家賃を払い続けました。既存の事業も苦しい中で、正直かなり厳しかったですね。

榎本氏:
その状況でも乗り越えられたのは、ご自身の経験や考え方が大きかったんでしょうか?

藤本氏:
若い頃からいろいろな困難を乗り越えてきた経験が自信につながりました。特に空手の指導では、子供たちに「困難をどう乗り越えるか」という武道の精神を伝えてきました。それが自分自身にも生きていると思います。



子供たちへの接し方と教育

榎本氏:
子供たちへの接し方で難しいと感じるのはどのような点でしょうか?

藤本氏:
一番難しいのは、褒め方と叱り方のさじ加減ですね。うちでは「9回褒めて1回叱る」を基本にしています。家庭ではどうしても「これをしちゃダメ」と叱る場面が多くなりますが、まずは褒めることで自己肯定感を高めてあげるんです。

榎本氏:
具体的にはどのように褒めるんですか?

藤本氏:
例えば、空手の稽古中に姿勢が良かったら「姿勢がいいね」、正座して黙想していたら「立派だね」と声をかけます。小さなことでも認めてあげるんです。ただし、子供によっては褒められると調子に乗ったり、逆にバカにされたと感じることもあるので、そのあたりの見極めが難しいですね。

榎本氏:
そうですね。褒め方一つで子供の受け取り方が変わりますもんね。

藤本氏:
はい。だからこそ、一人ひとりに合わせて接し方を変えるようにしています。よく話す子供には共感してあげたり、口数が少ない子には無理に話させずに見守るなど、柔軟に対応しています。

榎本氏:
その方法をスタッフにも共有しているんですか?

藤本氏:
もちろんです。ただ、スタッフにとってもさじ加減は難しいので、研修や指導を通じてしっかりと伝えるようにしています。結局、子供と接する大人の姿勢が子供の成長に直結するので、スタッフ教育には特に力を入れています。

多角経営と情熱のバランス

榎本氏:
経営者として大切にされている考え方や価値観を教えてください。

藤本氏:
大きく分けて三つあります。一つ目は「竹のようなしなやかさ」です。どんな困難にも柔軟に対応し、折れずにしなやかに立ち向かうことが大切だと考えています。武道の考え方でもありますね。

榎本氏:
確かに、武道では柔軟性が重要ですもんね。

藤本氏:
はい。二つ目は「石橋を叩いて走る」ことです。私は非常に慎重な性格ですが、いけると判断したら一気に走ります。この行動力が経営において大きな力になっています。

榎本氏:
面白いですね。慎重さと行動力のバランスが大事なんですね。

藤本氏:
その通りです。三つ目は「一寸先は光」という考え方です。一般的には「一寸先は闇」と言われますが、私は「一寸先には良いことが待っている」と思っています。一歩踏み出すことで状況は必ず変わるんです。

榎本氏:
前向きな姿勢が大切なんですね。

藤本氏:
はい。子供たちにも「最初の一歩が怖いだけで、踏み出してしまえば大したことはない」と教えています。これは空手でも福祉施設でも同じです。一歩進めば次の一歩が楽になります。

榎本氏:
それは子供たちにとっても大きな学びですね。

藤本氏:
そう思います。失敗を恐れず挑戦し、失敗したらそれを糧に成長する。これが人生を豊かにする秘訣だと思っています。

榎本氏:
素晴らしいお話をありがとうございます。多角経営の背景にはこうした哲学があるんですね。

藤本氏:
はい。最終的には「自分が好きなことをやっているだけ」ですけどね。それが結果的に人の役に立てば嬉しいです。




Pick up:
従業員と共に歩む
企業の信念

藤本義隆氏は、従業員が安心して働ける職場づくりを最も大切にしている経営者だ。その根底にあるのは、「人」を軸にした経営への確固たる信念である。藤本氏は、風通しの良い職場環境を整えることで、従業員が自由に意見を交わし、互いに協力し合える関係性を築くことを重視する。組織全体において、一人ひとりが思いやりと協調性を持ち、気持ちよく働ける環境を提供することが、企業の成長にも直結すると考えているのだ。

さらに、藤本氏は「この会社で働いて良かった」と従業員に心から思ってもらえるよう、働きがいや自己成長の機会を積極的に提供している。各従業員の個性や強みを尊重し、それを最大限に生かせる環境づくりを心掛けることで、仕事への誇りとやりがいを育んでいる。こうした姿勢は、従業員のモチベーション向上だけでなく、企業全体のパフォーマンス向上にも大きく寄与している。

また、経営者としての藤本氏は、常に先を見据えた戦略的な舵取りを行い、時代の変化に柔軟に対応しながら持続的な成長を目指している。単に利益を追求するのではなく、安定した雇用を生み出し、社会に貢献することを使命と捉え、そのための経営判断には一切の妥協を許さない。そして、従業員との信頼関係を築くためには、相手の立場に立って考え、共感し、想像力を働かせることが重要だと語る。相手の気持ちを理解し、寄り添う姿勢こそが、強固な信頼関係を築く鍵だという。

多様な事業を展開する中でも、藤本氏の経営において一貫しているのは、従業員を大切にする姿勢である。個々の成長を促進しながら、共に未来を切り拓く。その理念こそが、株式会社KAZE企画が多角的に事業を展開し続ける原動力となっている。


「専門性と総合性」お客様と共に歩む。
そんな想いがKAZE企画にはあります。

多角的な事業展開を行う株式会社KAZE企画。その幅広いフィールドは、デザイン、ウェブ制作、イベント企画、芸能マネジメント、福祉、スポーツと多岐にわたる。だが、これらは単なるビジネスの拡大ではない。そこには、「人を大切にし、共に成長する」という経営哲学が貫かれている。
同社が重視するのは、従業員一人ひとりが持つ可能性を最大限に引き出せる環境づくりだ。「この会社で働いてよかった」と思える職場を目指し、風通しの良い組織文化を築くことに注力している。その姿勢は、働く人々のモチベーションを高め、企業全体の成長を後押しする。
また、KAZE企画は単なる利益追求にとどまらず、社会に貢献できる企業であることを使命としている。事業の根幹にあるのは、人とのつながりを大切にする精神。従業員、クライアント、社会。すべての関係性を大切にしながら、新たな挑戦を続ける企業、それが株式会社KAZE企画である。

お客様の「右腕」となり、
共に「ワクワク」する未来を想像したい!
それが当社のモチベーションです。

弊社の事業戦略は多角化戦略をとっておりますが、まだまだ小さい会社です。
そのため小回りが効くのが最大の利点です。
お客様の「右腕」として、縁の下の力持ちになりたいと常に考えています。
どうぞお気軽にお問合せください。

代表挨拶

株式会社KAZE企画は、広告・販促物など紙媒体のデザイン・印刷業務を主に「お客様の想いを形にする上でのパートナーになる」事を理念に、東京・神楽坂に設立致しました。
常にお客様の気持ちや状況を優先に考え、「お客様の右腕」になることを意識し、少数精鋭の組織ならではの柔軟な対応を心がけております。
また、イベント業務においては、WEB・印刷デザインをアウトソーシングに頼らず社内で制作するため、イベントにおける告知物等も内容面・予算面においても臨機応変な対応が可能となります。
その他、青少年健全育成としてスポーツ事業を推し進めるなど、多角経営による全ての事業をリンクすることで、変革する社会や企業のパートナーとして、新たなビジネスチャンスに積極的に取組んでまいります。
今後ともなお一層のご支援とご鞭撻を賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。

株式会社KAZE企画
代表取締役 藤本義隆



株式会社KAZE企画が描く、
人と社会を豊かにする多角化戦略。




芸能・イベント事業

イベント企画、構成、演出の立案およびタレントのマネジメント
ステージショー、トークイベント、大道芸・タレントのキャスティング、キャラクターショー、エアー遊具レンタルなど、お客様のご要望もお聞きしながら、お客様のニーズにあったイベントのご提案から運営から各設備を、ご予算内で最大限の効果をご提案いたします。
KAZEプロモーション https://kaze-promotion.com/
イベントパフォーマーSTATION https://www.kaze-produce.com/



WEB・グラフィックデザイン

各種デザインから、格安ホームページ制作まで全てをワンストップで!
ポスターからチラシ、会社案内などの企画デザイン、ロゴマーク等、デザイン制作から印刷に関する事はKAZE企画が運営する「115 DESIGN.」に全てお任せください。また、グッズ制作、Tシャツプリント、WEB制作まで御社の販促業務をトータルにサポート致します。
115デザイン https://115design.kazepro.net/

スポーツプロジェクト事業

武道・スポーツを通じて、青少年育成を支援していきます
「空手道場」や「硬式野球チーム」などの運営や設立を企画し、協賛企業として支援をする事で、青少年育成を通じての社会貢献を行って参ります。また、あらゆる面からスポーツ大会の運営支援を行い、スポーツの持つ素晴らしさをアピールすると共に、大会の成功を目指します。また、弊社のイベント事業を通じて元プロ野球選手の野球教室やトークイベント、空手体験教室などの開催もサポート致します。
極真拳武會 神楽坂道場 https://kagurazaka-karate.com/
吉川美南ボーイズ https://ffk-baseball.kazepro.net/



児童福祉サービス事業

体と心の療育をバランス良く・確実に
「からココKIDS」は、埼玉県認定の児童発達支援・放課後等デイサービスです。3歳から18歳までの障害のあるお子様や発達に特性のあるお子様に向けた療育支援を行います。言語聴覚士が厳選した療育プログラムでお子様を支援していきます。様々な角度から療育に取り組みます。
からココKIDS https://kara-coco.jp/





社長プロフィール


氏名:藤本 義隆(ふじもとよしたか)
役職:代表取締役
生年月日:1971年10月26日
出身地:香川県高松市
座右の銘:1.竹の様な「しなやかな強さ」と「柔軟性」を持って事にあたる。 2.石橋を叩いて「一気に走る」 3.一寸先は光

略歴

略 歴
高校時代に甲子園出場を経験。上京後、グラフィックデザイナーとして勤務しながら空手やプロキックボクシングで活躍。2007年にフリーランスデザイナーとして独立し、2008年に空手道場と株式会社KAZE企画を設立。

会社概要

社名:株式会社KAZE企画(かぶしきがいしゃ かぜきかく)
本社所在地: 〒162-0832 東京都新宿区岩戸町14番地 神楽坂不二ビル2F
設立年月日:2008年10月
従業員:20名
業種分類:サービス
代表者名:藤本 義隆(ふじもとよしたか)
WEBサイト:https://kazepro.net/

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榎本ゆいな

榎本ゆいな

SNS総フォロワー11万人超!経営者の本音を引き出す、才色兼備の名インタビュアー

榎本 ゆいなさん(えのもと ゆいな)は、2002年6月16日生まれ、福岡県出身のモデル・タレントです。現在、大学に在学しながら、ジャストプロに所属。2022年4月からはTBSテレビ『王様のブランチ』でリポーターとして活躍されています。明るく親しみやすいキャラクターで視聴者の支持を集めています。また、2024年9月4日放送のTBS『水曜日のダウンタウン』では芸人・ひょうろくさんとの共演がSNSで大きな話題となり、SNS上でも大きな注目を浴びました。プライベートでは読書やゲーム、カフェ巡りなど多彩な趣味を持ち、X(旧Twitter)では3.5万人、Instagramでは7.4万人のフォロワーから日々温かいメッセージや反応が寄せられています。(2025年3月現在)今回、榎本さんにインタビュアーをお願いしたいと考えたのは、リポーターとして培われた、相手の言葉を引き出す力、そして、自然な言葉で伝える力に魅力を感じたからです。普段はなかなか社員に直接伝えきれない考えを、榎本さんが引き出し、読者(社員の皆様、そして未来の仲間となるかもしれない方々)に届けてくださることを期待しています。また、榎本さんの持つ親しみやすさは、インタビュー記事をより身近なものにし、経営者のビジョンや想いをより深く、より多くの人々に伝える力となるでしょう。テレビとSNSで培われた榎本さんの発信力は、インタビュー記事を通じて社内の一体感を高めるとともに、企業の魅力を社外に発信し、未来の仲間との出会いを生み出すきっかけにもなると信じています。

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